魔法のスープ ボーンブロスでやせる間ファスダイエット

初回のブログ記事で書いたブログタイトルの本

 隅から隅まで読み終えました。全体的に私が習ってきた自然栄養療法の教えとリンクしてました。この本はダイエットに焦点を当てているので、その部分だけを取れば同じと言っても過言ではない感じかなと思います。

従来のカロリー主義、運動中心ダイエットや糖質制限の限界などわかりやすく説明されており著者が推奨するボーンブロスとファスティングについて理論的に書かれてました。全部で143ページの本に写真、絵や図なども多く盛り込まれていて読みやすいです。というか、すぐに読み終わります。短い中に、現代の食事の欠点をわかりやすく説明されてます。人工添加物や加工品の危険性についても肥満に焦点を当てて説明されてます。

欠点としては、ファスティング以外の時に栄養価十分の食事を摂りましょうと推奨されているのですが、そのことについて詳しくは書かれてなかったです。ビタミンやファイトケミカルなどの栄養素が大事だと書いてあるだけで詳細については書かれてませんでした。薄い本だし、そこまでは求められないのかな~。さらっと患者さんの体験談でグラスフェッド肉が出てきたりして、何がどのようにいいのかなど、食品の選び方なんかもクリニックでは指導されてるんだろうなという印象は受けましたが残念ながら本には書かれてません。

読んでみて、一読の価値ありかなと思いました。自然栄養療法入門書と言ってもいいのかもしれないです。この本から掘り下げていけば色々知識は広がるんじゃないかなって思うくらいサラッと自然栄養療法的な食材選びのポイントが出てきてました。

 

私の栄養療法の師匠であるキンロス一美さんはよく「日本には人工添加物まみれの食品がいっぱいあるから…」と話されてたんですが、この本を読んでそういうコトか~って妙に納得しました。人工添加物は良くないものと理解して極力もしくは全く摂らないくらいの理解で問題ないはず。うまみ成分であるグルタミン酸ナトリウムという人工添加物を日本が初めて開発したのが影響してるのかなーと本を読んでて思いました。日本は世界に誇る美食大国。だからこそ、みんなおいしいものを求めてるし辛口だったりする。だから安くおいしいものをっていう精神でグルタミン酸ナトリウムが開発されて、その後も画期的なインスタント食品が生まれてるんだろうなと思いました。ちんみにグルタミン酸ナトリウムは成分表示でアミノ酸等と書かれてるようです。酵母エキスと書かれてるものも化学調味料だとのこと。この言葉は知らなかった。酵母って聞くと天然酵母くらいのイメージしかないから良いものくらいの認識だった私。まだまだ知らないこと多いなとこの本を読んでて思いました。

主人が日本で購入した乾物ばかりが入った味噌汁の具にもアミノ酸入ってました。

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乾物ばかりだから大丈夫だろうと成分表示も確認せず購入しましたが、色々なものに含まれてるんだなーって再認識。便利食材は添加物込みくらいの認識でいいのかもしれません。本物の食材を手に入れることが難しい時代。ある意味人類は人工添加物に滅ぼされちゃうと言っても過言じゃないのかも~なんて飛躍しすぎか???